朝の5時過ぎ、モーテルの食堂も開いてない時間。
ふらふらと目指すのはArches National Park。
まだ外は真っ暗。
「なんでそんな早いの?バカなの?」って話なんですが。
これも世界一(?)有名な、岩でできたアーチを見るため。
「デリケート・アーチ(Delicate Arch)」といいまして、ユタ州の車のナンバーにも使用されているくらいのシンボリックなアーチです。
それは見事なんですが、公園内の駐車場から、往復で徒歩2〜3時間の道のり。
しかも延々と登っていかないといかんのです。
本当は、アーチが赤く染まる日没前がベストタイムだそうなんですが、今は8月。
気温30度を軽く超える中、長距離登る自信なし。
だもんで、涼しい早朝のうちに…、ということになったわけです。
公園の奥にある駐車場に車を止め、水をリュックに詰め込んで登頂開始。
振り返ればまだ暗い。

道無き道をずむずむ登る。

早くも引き返してきたおにーちゃんがいたので、「あとどのくらい?」と尋ねると、「もう半分は過ぎてると思うよ」とのお返事。
多くの観光地のように立て札も立っていないので、初めてだとまったく見当がつかないのよね。
しかし半分来たということにほっとし、気合を入れなおして進む。
途中に石が積んであるのが目印。それを頼りに進んでいきます。

しばらくすると勾配が緩くなって。
「え、ここ通るの?」というような崖っぷちの細い道をぐるりと回りこんでからの〜〜〜

いきなりキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
写真だと迫力が伝わりにくいんだけど、その辺は想像で補完していただければ幸いです。
想像以上に大きいのだ。

しばらく写真を撮ったり、日が登って風景が変わっていくのを眺めながらうっとり。
しかし、自然にこんなものができるってすごいなあ。
もっと近寄ってアーチの真下で撮りたかったんだけど、これ、すり鉢状の地形の際のところに立っているんですよね。
たどり着くのには大きな岩の段差を降りて、足首痛めそうなすり鉢の縁をぐるっと回っていかないといけない。
手が塞がるのでカメラを岩にぶつけそうだったし、体力的にもヘタレなもんで諦めました。残念。
帰りは下りなのでらくちんでしたが、それでも1時間弱かかったのかな。
登ってくる人に旦那が、「あとこれくらいだよー」「もうちょっとできつい登りが終わるよー」とか勝手に話しかけてたのですが、やっぱり距離の見当がつかなかったのか、ほっとした顔をしてた人が多かったような。
駐車場に戻った時点で9時になっていないくらい。
車が増えてきた駐車場をあとにし、このあとは公園内の他のアーチを見て回ります。
続きます。
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